
2021.02.09 Tue
ソロキャンプの万能焚き火台!ソロストーブ ライトをレビュー
ソロキャンプで焚き火もしたいけどバーナーを使って料理もしたい!や、焚き火はしたいけどキャンプ場近くで薪や炭を購入して手に入れることができるか微妙・・・なんてことってありませんか?
今回はそんなシーンにピッタリのソロキャンプで大活躍してくれる万能焚き火台「ソロストーブ ライト」をご紹介させて頂きたいと思います。
上にご紹介した以外のシーンでも、ソロキャンプでの焚き付けが不安・・・という方や、バックパックで持ち運びができるようなコンパクト・軽量な焚き火台をお探しの方にも、ご検討頂きたいアイテムとなっているのでぜひチェックをしてみてくださいね!
ソロストーブライトの焚き火台としての特徴
ソロストーブライトの魅力やデメリットに目を向ける前に、スペック情報を中心にどんな焚き火台なのか?ということを見ていくことにしましょう。
ソロキャンプにピッタリのサイズ感

まずはサイズ感。画像でも伝わりやすいようにスノーピークのチタンシングルマグの450と比較をしてみました。こちらを見ていただいたら分かる通り、ソロストーブライトの方が一回り大きいかな?といった印象ですね。
直径が約10.8cmで高さが約10cm(収納時)・約14.5cm(使用時)となっています。
このサイズ感であれば、バックパックでのソロキャンプ装備として候補の一つとしても全く問題ないのではないでしょうか?
耐久性・軽量性に優れたステンレス製

コンパクトなだけでなく軽量である点もソロストーブライトの特徴の一つと言えます。
その重量は約255gとなっていて、以前SORAIROマガジンでもレビューを書かせて頂いたUCOの焚き火台ミニフラットパック グリル&ファイヤーピットと比較をしても半分以下の重量となっています。
また、素材には軽量性だけでなく耐久性にも優れているステンレスを使っているので、長く愛用することができる点もおすすめのポイントと言えるでしょう。
二次燃焼を促進する考えられた構造
冒頭でソロストーブライトを焚き付けに不安がある方にもおすすめしたい!ということを書かせて頂きましたが、それはソロストーブライトが二次燃焼に適した構造を採用している点にあります。
二次燃焼に適した構造と言うと、何やら難しい表現になってしまっていますが、簡単に言うと焚き火を効率的にするための空気の流れを作ってくれるということ。

その構造の一つ目のポイントが、この焚き火台本体の下部に配置された給気口です。こちらから空気を取り込むのですが、ソロストーブでは焚き火台内部で取り込んだ空気が2つのルートを通るようになっているんです。
一つは燃焼に使われるために底部から焚き木のある燃焼室に向かうルート。

そしてもう一つのルートが、二重構造になっている壁面を通って焚き火台内部に配置されている噴出孔を通って噴出されるルートとなっています。
このルートを通る空気は噴出孔にたどり着くまでに熱せられ、より高い温度で煙の少ない二次燃焼を促してくれるんですよね。
ちょっと画像を交えてもなかなか伝えづらいのでもどかしいのですが、ソロストーブは焚き木の配置などを考えなくても高い温度の炎をしっかりと生み出してくれる焚き火台ということです。
ソロストーブライトをソロキャンプにおすすめする理由
ここまではソロストーブ ライトのスペック情報や、ソロストーブが数多くのキャンパーから人気を得ている理由の一つである焚き火台の構造についてご紹介をしてきました。
ここからは、実際に私がソロストーブライトを使って感じたメリットをいくつかピックアップして皆さんに共有していきたいと思います。
燃焼効率が高く薪がなくても小枝などで焚き火ができる

先程ソロストーブライトの構造についてご紹介をした通り、ソロストーブの大きな魅力の一つがその燃焼効率の高さにあります。
特に焚き付けがとっても簡単で、落ち葉や松ぼっくりなどを手に入れることができれば、簡単に火をつけることができるんですよね。また薪や炭がなくても小枝などを拾い集めることで焚き火での料理をすることができる点もおすすめのポイントと言えるでしょう。
ただし、落ちている枝を拾ったりする場合には、所有者の許可が必要になることも考えられるので、キャンプ場の管理人さんなどに枝などを拾って使っても良いか?を確認されることをおすすめします。
シンプルな設計で簡単に焚き火を楽しむことができる

ソロストーブライトは上の画像にあるように、本体と五徳のみというシンプルなパーツ構成となっていて、使用する際に面倒になる組み立て作業をする必要がありません。

持ち運びの際にはこのように五徳部分を収納してちょっとだけサイズをコンパクトにしてパッキングをすることができるようになっています。

そして焚き火台として使用する際には、このように五徳部分をくるりと回転して焚き火台本体にパカッと収めるだけ!まさに説明書いらずですぐに使い始められるのは、ソロストーブのおすすめポイントの一つと言えますよね。
灰が落ちにくくキャンプ地の地面を傷めにくい
焚き火をしていると、灰や薪の燃えかすが焚き火台から落ちてしまうことがありますよね。
そこで問題になるのが、灰や炭が落ちて地面を傷めてしまうということ。灰や炭は分解されないので、そのまま放置してしまうとずっとそこに残り続け、キレイな自然を汚してしまうことになります。
そのような事態を防ぐために、焚き火台の下に難燃性のシートを敷いたりすることになりますが、それでも後片付けが大変だったりするんですよね。

しかし、ソロストーブライトはこのように、焚き火台内部に灰や燃えかすを溜められる灰皿が備え付けられれているため、焚き火台を置いた地面を傷めるという心配も少ないですし、シートを敷いておけば後片付けもとっても簡単なんです!
自然にも優しくて後片付けも簡単となれば、導入への大きなメリットとなるのではないでしょうか?
スタッキング可能な900mlのポットもラインナップ

ソロストーブライトの特徴の一つとして、焚き火をして暖を取るというだけでなく、バーナーのようにキャンプ料理に活用しやすいというものが挙げられるのですが、その際に便利なポットがソロストーブにはラインナップされています。
どこが便利なのか?というと・・・900mlのポットの中に、ソロストーブ本体をスタッキングすることができるんです!
暖かい季節であればこのセットだけで、焚き火を楽しみ焚き火を料理に使ってということができるので、バックパックキャンプやツーリングキャンプをされる方にはピッタリの焚き火台と言えるでしょう。
ただ、このポットとても魅力的ではあるのですが、チタン製ではなくステンレス製なので、若干重さを感じてしまうので、パッキング重量を軽くしたい!というキャンパーさんには向かないかもしれません。
ソロストーブライトの弱点・デメリット
ソロストーブライトはソロキャンプ用の焚き火台として、魅力が多く万能なアイテムであると思っているのですが、全てが完璧!というわけではなく弱点・デメリットに感じてしまう部分もあるんですよね。
今回はその弱点・デメリットについても包み隠さず共有しますので、ソロストーブライトの導入をご検討中のキャンパーさんは参考になさってみてくださいね!
使うことのできる薪・炭のサイズが小さい
ソロストーブライトの一番大きな弱点は、そのコンパクトさにあるのかもしれません。

というのも、先程クッカーを乗せた画像を見ていただいても分かる通り、薪・炭の投入口が小さく、使うことのできる薪や炭のサイズが小さいものに限られてしまうのです。
薪・炭を焚べる頻度が多くなってしまうので、焚き火で暖を取りながらバーナーなどで料理をしたい!や焚き火を囲みながらまったりしたい!というシーンでは、なかなか使いづらいかもしれません。
そのため、上記のようなシーンでの利用を考えている場合には、大型で薪のサイズを選ばない焚き火台とセットで使う(ソロストーブライトを料理用の焚き火台とする)などの工夫をするのがおすすめです。
サイズはコンパクトだけど折りたたみはできない

煩わしい組み立てが必要ないというのはソロストーブライトの大きな魅力の一つではあるのですが、組み立て式でないために、折りたたみをしてパッキングしやすくするということができない点も弱点であると言えるかもしれません。
ですので、パッキングサイズが気になるというキャンパーさんには、正直なところあまりおすすめしたい焚き火台とは言えないでしょう。
ただ、何度も書いて申し訳ないのですが、サイズ自体はコンパクトなのでご自身のキャンプギアのパッキングを見直して、収納できるスペースがあれば前向きに導入を検討しても良いと思います!
ライト以外にも色々なサイズラインナップが展開
今回はSOLO STOVEというブランドの中でも、最も小さいサイズのソロストーブライトという焚き火台をソロキャンパー向けにおすすめギアとしてご紹介しましたが、実はファミリーキャンプなど複数人向けの焚き火台もラインナップされています。
ソロストーブライトの燃焼効率の高さをそのままに、大きな薪・炭を焚べることができる焚き火台もあるので、気になる方は他のサイズのラインナップもチェックをしてみてくださいね!
すぐにできるかは微妙なところですが、できればそれらの大きなサイズのソロストーブについてもレビューできる機会を作れればいいなと考えているので、SORAIROのSNSをフォローして頂いて更新情報をチェックしてみてくださいね。