UCOで人気のキャンドルランタンを簡単カスタム!オイル化で便利に

ソロキャンプでの焚き火におすすめの焚き火台UCOのフラットパック グリル&ファイヤーピットを当マガジンでもご紹介をさせて頂きましたが、今回はそのUCOの人気アイテムであるキャンドルランタンにフォーカスを当ててみたいと思います。

見ての通りレトロな雰囲気のあるおしゃれなデザインによって、日本だけでなく世界中でキャンプ・アウトドアに活用されているギアだったりするんです。

登場から実に40年に渡り人気を集めるキャンドルランタンなのですが、今回はさらに便利に使うことができるようにオイル化というカスタマイズをしてみました!

カスタマイズと言ってもパーツだけ揃えてしまえばとっても簡単にオイル化をすることができるので、UCOのキャンドルランタンをお使いの方も、これから導入しようかなぁ!と考えている方も参考になさってみてくださいね。

オイル化ってどういうこと?キャンドルではだめなの?

UCOキャンドルランタンを使っている様子

人気のあるアイテムをわざわざカスタマイズして、オイルを燃料とするランタンに変更するということについて、なんでそんなことをするんだろう?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

それには、キャンドルランタンの弱点を補ってさらに使いやすくするという目的があるんです。

そのキャンドルランタンの弱点というのが・・・

溶けたロウの掃除・メンテナンスが大変

ガラスについたキャンドルのロウ

キャンドルを使っているランタンならではの悩みなのですが、溶けたキャンドルのロウがガラスやランタンの側面などについてしまいそれを落としたり掃除をしたりするのが大変だったりするのです。

たったこれだけのことなので、気をつけて使えば良い話では・・・と思うところなのですが、UCOのキャンドルランタンはコンパクトで軽量であることもあり、ちょっとしたことで動いてしまってその影響でロウがランタンの中についてしまうということがしばしば起こるのです。

特に、ランタンを倒してしまった時などは最悪で、ロウがランタンの中にびっしりついてしまいそれを取るだけでも一苦労なんです。

もちろんちょっと温めて取れやすくするなどの工夫をすることもできますが、それでもせっかく使いやすくて雰囲気も良いランタンをもっと便利にできたら良いなぁと思ってしまうのですよね。

とっても簡単!オイル化の工程を見ていこう

何度かロウの掃除をしていて、面倒だなぁと感じ始めた頃に出会ったのが、今回ご紹介するオイル化・オイルインサートと呼ばれているもので、ちょっとしたカスタムをすることで面倒な掃除の手間が省けそうだったので実践してみました。

どれだけ多く見積もっても10分もあればできる簡単な作業ですので、お時間のある時に下記の手順を踏んでお試しになられてみてください!

まずはキャンドルを外すために分解する

まずはキャンドルを取り外すために、ランタンを分解していきましょう。分解と言っても、キャンドルを交換する時と同じ作業なので難しいことはありません。

UCOキャンドルランタンの底の部分

UCOのキャンドルランタンはこの底の部分をクルクルっと回すことで、ランタンの外側のパーツからキャンドルの台座部分を取り外すことができます。

そして台座部分についたカバーを外し、キャンドルを抜き出せばそれで分解の作業は完了です!簡単ですよね?

キャンドルの代わりにオイルのタンクを装着

UCOキャンドルランタンのオイル化用のタンク

無事キャンドルを取り外すことができたら、キャンドルが収まっていた部分にオイルを入れたタンクを取り付けます。

あまり多くのオイルを入れすぎてしまうと、燃料が漏れて危険ですのでご注意ください。

オイルタンクの芯の部分

また、この火を着ける芯の部分は長く出せば炎が大きくなり、短く出すと炎が小さくなるのですが、あまりに長く出しすぎると芯先が燃えてしまうことがあるようなので、何度か試しながら最適な長さを見つけていくと良いかなぁと思います。

ランタンを元通りに組み立てて完成

オイルタンクをバネの上に取り付け(作業としては置くだけ)ができたら、あとはキャンドルのカバーを取り付けて元通りに組み立てをするだけで完成です。

ガラス部分を引き下げて火をつけられるようにした様子

ランタンに火を着けるには、キャンドルランタンで使っていた時と同じように、ガラス部分を下に下げてライターなどで芯に火をつけてあげるだけ。

別売りのパーツは必要になってしまいますが、たったこれだけでキャンドルランタンのデメリットが解消されオイル化したランタンとして使うことができるようになるんですよ!

UCOキャンドルランタン オイル化のメリット・デメリット

これで完了!うまくいった!と言いたいところなのですが、実際にオイル化をして使ってみると、メリットだけでなく「ここはちょっとダメかも」と思ってしまうようなデメリットも出てきてしまいました・・・

ここからはオイル化することで得られるメリットとデメリットをご紹介していきますので、オイル化をする前に一度確認をなさってみてくださいね。

ロウの掃除をしなければいけないという面倒がなくなる

ロウの掃除をしなければならないことを解消するのが、今回のオイル化の目的なので分かりきったことではあるのですが、やはりオイル化の最大のメリットはキャンドルによる汚れを掃除しなくて済むということでしょう。

先にご紹介をしているガラス面についたロウであれば、まだガラス部分を取り外して掃除をすれば良いので大変すぎるということはないのですが、ランタン内部の細かいパーツの部分にロウがついてしまうと掃除が一苦労だったりするんです。

そのようなケースはそうそうないことかと思いますが、一度あると次にもなるかも・・・と考えてしまうものですからね。

炎の大きさを好み・シュチュエーションに合わせて変えられる

キャンドルランタンとして使うと炎の大きさを変えることができないので、もうちょっと明るくしたい!といったことに対応をすることはできないのですが、オイル化するとそれが可能になります。

ランタンを組み立てた状態での芯

炎の大きさを調整する方法については、先程もご紹介をしましたが、この芯を出す長さによって大きさを変えることができます。

出しすぎ注意であることと、火を消した直後に作業するとランタン内部が熱くなっている可能性があるので作業は慎重に行ってくださいね。

また、芯が出ているタンク部分がバネに支えられていることもあり、微調整をするのに苦労してしまうかもしれません。そんな時にはオイルを入れる時に組み立てずに炎の大きさを確認してみると良いでしょう。

結構な頻度でオイルの補充が必要になる

オイルの補充

今回のオイル化・オイルインサートをするためにご紹介をしたタンクを使ってカスタムすることの最大のデメリットが、オイルの補充を結構な頻度でしなければいけないという点です。

amazonの商品紹介ページによると、一回の補充で約1時間ほどしか燃焼をしてくれません。

実際にランタンを使っているといつの間にか消えていた・・・ということが何度かあるので、今後さらなるカスタマイズを考える必要があるかなぁといった印象。タンクを自作して容量を増やす方法についても検討してみたいと思っています。

ただ、キャンドルからオイルに変更したことで、燃料の確保は簡単になりました。キャンドルの予備を用意しなくてもすむというのは、メリットになるかもしれません。

こんなキャンプギアとセットで使うと便利です

オイル化をすると、燃料の持ち運びをどうするか?という問題が出てくるかと思いますが、SORAIRO BASEではフューエルボトルの比較記事も書いているので、合わせてご覧になられてみてくださいね!

今回のオイル化は完璧!という訳ではなかったのですが、ギアを自分のキャンプスタイルや好みに合わせてカスタムしていくのも、キャンプ・アウトドアの楽しみ方の一つかと思いますので、色々試行錯誤をしてみようと思っています。

またより良いカスタムの方法を見つけることができたら、ご紹介をしてみたいと思っていますので、SNSなどで更新情報をチェックしてみてくださいね!