スノーピークのチタンシングルマグをレビュー!直火・スタッキング可能

これまでにこちらのマガジンで、シェラカップ和武器という箸をご紹介させて頂いたスノーピーク。

今回はそのスノーピークから、直火で使うことができてスタッキングもしやすい万能マグカップであるチタンシングルマグをピックアップしてみることにしました。

マグと言っても、直火で使うことができることから、飲み物を入れるだけでなくちょっとした料理に使うことができたり、汎用性が高くてスノーピークの中でも人気のギアとなっているので、ぜひチェックをしてみてくださいね。

ちなみに!チタンシングルマグには220・300・450という3サイズラインナップがあるのですが、今回は300・450のサイズの特徴・魅力を画像つきでご紹介しますので、チタンシングルマグのサイズ選びでお悩み中の方も参考にして頂けるはずですよ。

シングルマグ300・450それぞれのサイズ感

シングルマグ300・450のサイズ感

まずはシングルマグ300・450それぞれのサイズ・重量などのスペック情報から共有していきます。

チタンシングルマグ300(MG-142)

焚き火台で直に使ったらススで真っ黒になってしまったのですが、こちらがチタンシングルマグ300(MG-142)です。

サイズはφ76.2×H82mmとなっていて、重量は50g。

同じ構造で作られたステンレスなどの別素材を使ったマグカップがラインナップされておらず、重量の比較が難しいのですが、310mlのステンレスシェラカップが100gなので、やはり軽さを感じることができますね。

ちなみに、二重構造のチタンダブルマグ300はφ76×86mmで重量が92gとなっています。

チタンシングルマグ450

一回り大きなチタンシングルマグ450はφ86.2×91.5mmで重量が70gとなっています。

ステンレスシェラカップと比較をすると30gも軽く、やはり軽量でありながら丈夫さを併せ持つチタンならではの魅力だなぁと感じますね。

二重構造タイプのチタンダブルマグ450は同じ容量で118gとなっています。同じマグでも用途・機能に違うギアであるものの、重量の違いはどちらを選ぶかお悩みの方の指標のひとつになるのではないでしょうか?

スノーピークチタンシングルマグの魅力

サイズ感や重量などの仕様をご紹介させて頂きましたが、ここからが本題!

スノーピークのチタンシングルマグがどのように優れたアウトドア用のマグカップなのか?ということについて考えてみたいと思います。

とにかく軽い!300・450をスタッキングしても120g

300・450をスタッキング

スペック情報をお伝えした際に散々重量について触れてきていたので、もう分かった!というお声が聞こえてきそうではありますが、大きな魅力なので軽さについて改めてご紹介してみます。

スノーピークのチタンシングルマグ300と450は上の画像のようにスタッキングをすることができる仕様となっているのですが、2つ合わせても120gということになります。

これだけ軽ければパッキングのコンパクト・軽量性が求められる登山・バックパックキャンプなどのアウトドアシーンでも活躍してくれること間違いなしと言えるでしょう。

チタンシングルマグを使ったスタッキング例

チタンシングルマグを使ったスタッキングには、マトリョーシカスタイルのスタッキング以外にも色々な方法があるので、普段やっているいくつかのパターンをご紹介してみたいと思います。

300・450にエスビットのアルコールバーナーをスタッキング

まずは先程の300・450のスタッキングにエスビットのアルコールストーブをプラスしたもの。

ちょっぴり頭が飛び出てしまうのですが、マグ2つとアルコールストーブをこれだけコンパクトに収納できるのは大きな魅力と言えるのではないでしょうか?

小さな容器を選べば燃料のアルコールも合わせて収納することができそうなので、今後試してみたいなぁと思っています。

450+キャップとシングルガスバーナー

こちらはシングルマグ450にはシングルガスバーナーを入れた状態で専用のキャップをつけることができます!

キャップを取り付けることで、持ち運びの際にバーナーがどこかにいってしまった・・・ということが起こらないので安心ですよね。

このキャップ実はダブルマグ用なのですが、シングルマグでも付けにくかったりすっぽりと取れたりすることなく普通に使うことができています。

ただ、このキャップはもう廃盤になっているようで手に入れることができないかもしれません。

300・450とシングルガスバーナーをSOTOのアルミ製クッカーの中に

SOTOのシングルガスバーナーとのセットで販売されているアルミ製のクッカー(1,000mlと500ml)の中にマグ2つと、シングルガスバーナーを収納した様子です。

このようにスタッキングをするとOD缶を収納することができないので微妙なところ。

そのため、ガスではなくアルコールストーブとアルコール燃料をパウチに入れてスタッキングするのもおすすめの方法と言えるでしょう。

この他にもアイデア次第でコンパクトにパッキングをすることができるかと思いますので、お手持ちのギアと組み合わせて色々と試行錯誤してみてくださいね!

直火で使えてキャンプで大活躍

直火でチタンシングルマグを使用している様子

タイトルにもある通り、チタンシングルマグは直火で扱うことができるマグカップとなっています。

直接火にかけられることによって、料理の際にマグカップを使ってお湯を沸かしたり、ホットコーヒーなどの飲み物を温かい状態にキープしつつ飲むことができたりするんですよね。

寒い冬にキャンプを楽しみたい!という方や、アウトドアでの限られたギアの中で料理を楽しみたい!という方にはもってこいのギアと言えるのではないでしょうか?

ただし、自分のように落ちている枝などを使って焚き火をして、その火を使ってマグを温めるということをしてしまうと、どうしてもススが付きやすいので注意が必要です。

さすがSnowPeak!長く愛用をすることができるクオリティ

軽量でコンパクトにスタッキングをすることができ、しかも直火で使えて汎用性も高い!と、ここまででも十分すぎるほどの魅力が詰まっているのですが、それだけではありません。

シングルマグのハンドル

例えばこのハンドル部分。マグカップ本体とつながっておらず熱が伝わりにくく、安心してマグを持つことができるように工夫されています。

また、ハンドルが大きめの設計となっていることで、グローブをつけた状態でも持ちやすいというメリットもあるんですよ!

ハンドル部分は収納時は開きにくいように設計され持ち運びに安心

このように収納時にはハンドルが開きにくくなっていて、持ち運びの時にカチャカチャと音を立てることがないように考えられているのも魅力の一つ。

ただし、開いた状態ではロック機構があるわけではないので、マグカップを手渡しする時や熱い飲み物が入っている時には不安定になることもあるので、注意をした方が良いと思います。

ハンドルの繋ぎ目のパーツに描かれたロゴ

スノーピークらしさを感じるシンプルでおしゃれなデザインもチタンシングルマグの魅力でしょう。

側面に描かれたブラックのロゴ以外にも、ハンドルの繋ぎ目部分にさりげなくブランドロゴがついていたりと、高級感を感じさせ所有欲を満たしてくれるのもおすすめのポイントですよ!

スノーピークチタンシングルマグの残念なポイント

ここまでは、チタンシングルマグの魅力・おすすめポイントをご紹介して参りましたが、使っていて気になるポイントや残念なポイントについても触れていきたいと思います。

いざ購入した時に後悔しないためにも、ここからご紹介するデメリットにも目を通してみてくださいね!

指紋のような跡が残って汚れているように見える

チタンシェラカップの汚れのような指紋の跡

これはチタン特有の問題かと思いますが、指紋のような跡が残ってしまい、汚れているように見えるということがあるんです。

上の写真はマグではなく、以前紹介したスノーピークのチタンシェラカップについた跡なのですが、ギアをいつもキレイに見えるように保ちたい!という方にとっては残念なポイントとなってしまうかと思います。

チタンシングルマグのアップ

ただ自分の場合、チタンシングルマグを何年か使っているうちに指紋の跡がつかなくなっていたので、もしかしたら最初だけの問題なのかもしれません。

600というサイズが廃盤になってしまった・・・

以前は450より大きな600というサイズもラインナップされていたのですが、後で買えば良いか!と思っているうちに廃盤となっていました。

スープを作ったりちょっとしたパスタを作ったりするのに良さそうだなぁと思っていたのに残念。

ただし、600は450をスタッキングすることができなかったはずなので、手に入れていたとしても大活躍とはいかなかったかもしれませんが。

専用のキャップに蓋がついていない

チタンシングルマグ用のキャップ

キャップなのに蓋がないってどういうこと?と思われてしまうかもしれませんが・・・

上のキャップの画像を見ていただければ分かる通り、キャップには飲み口や空気穴の部分に蓋がついていないのです。

キャップに蓋をすることができないことによって、中の飲み物が冷めてしまったりぬるくなってしまったりしやすいという弱点があるんですよね。

アウトドアで使用する時には風で砂ぼこりが飛んできたり、夜虫が近づいてきたりすることがあるかと思いますが、飲み口部分がそれらによって汚れてしまう可能性もあります。

キャップをつけるとスタッキングができない

また、このようにキャップをつけると300と450がスタッキングをすることができなくなってしまうので、合わせてキャップの購入を検討されている方は注意が必要ですよ。

汎用性高く使えるマグでキャンプスタイルの幅を広げてみては?

今回は、スノーピークのテーブルウェアの中から、人気のチタンシングルマグをピックアップしてご紹介をしてみました。

冒頭でもご紹介をした通り、色々なアウトドアシーンで使える便利なアイテムとなっているので、ぜひ導入をしてアナタらしい使い道をみつけてみてはいかがでしょうか?

スノーピークには、チタン製のマグの他にもステンレス製のものや、シングルタイプでなく二重構造になったダブルのタイプもラインナップされていたりもするので、気になる方は合わせてチェックをしてみてくださいね。